日本文理のあきらめない精神、懸命な姿勢に強く感動

2020年2月3日

 昨日(09.08.24)の甲子園決勝、「中京」×「日本文理」の試合は凄かった。

 本当に鳥肌ものだったので、思わずブログに記述してしまった。

 「伊藤」コールが鳴り響いた甲子園、新潟に大いなる勇気を与えたことだろう。

 新潟県では、甲子園は1回勝てれば御の字だと思っていたのではなかろうか。

 最近、聖光学園が頑張ってくれているが、残念ながら、福島県も同様だったろう。

 県民としては、とても悔しい思いをしているんだね。

 しかし、新潟代表が頑張ってくれた。

 新潟県のみなさまにおかれては、溜飲が下がり、晴れ晴れしい思いだろう。
 決勝で敗れはしましたが、本当におめでとうございました。

 これまで初戦敗退を続けていた日本文理が、素晴らしい意地を見せ、なんとも劇的な試合をしてくれた。

 9回表の日本文理攻撃、スコアは10対4
 そして2アウト、ランナーなし

 このとき自分は、
「いや~、よくがんばった、決勝進出が新潟県の歴史始まって以来だし、本当によくがんばった。」

 と脳裏を過ぎっていた。

 しかし、その数分後、ドラマが起きた。
 誰がこんなドラマを予想しただろうか?

 なんと、9回2アウト、ランナーなしから打線がつながっていく!

 4点差のツーアウト満塁の場面では、一人で投げきってきた伊藤君がバッターボックスに・・

 「伊藤! 伊藤」の大コール!

 本人の弁が今朝の新聞に掲載されていたけど、
「あの大歓声に打たせてもらった、不思議な気持ちでした・・」

 なんとも忘れ難い、凄い光景だった。

 そして次の打者も、初球をレフトに強烈なクリーンヒット!

 連打連打で、ついに5点をあげたのだった。

 10対4が、10対9。

 しかも3塁と1塁に走者をおいて、一打同点、あわよくば逆転だ。

 次の打者が放った強烈な一撃がサードを襲う!
 レフトへ抜けて同点か!

 テレビを見ていれば、本当にそんな当たりだった。

 しかし、残念ながらサードのグローブに吸い込まれゲームセット。

 勝利の女神が最後に微笑んだのは、中京だった。

 中京もまた、死ぬような苦しい練習をこなして、甲子園に立っていたに相違ない。
 全国で一番勝ちたかった連中が、中京高校だったのだろう。

 それにしても中京は、凄い選手が揃っていたね。
 練習量も凄まじいことを想像させる。

 しかしながら、負けた日本文理の鮮烈な印象を残してくれた、涙の決勝戦だった。

 いつも高校野球には感動させられるけど、今年もまた、とても感動した。

 いやー、高校野球は最高だ。

 昨日は、思わず夜中まで決勝戦の余韻にひたってしまった。

 個人的には、花巻東にみちのくへ初の深紅の大旗を持ち帰ってもらいたかったが・・
 花巻東ナインのきびきびしたプレーと、菊池君の涙にも大いに感動をいただいた。

 決勝の日本文理のあきらめない精神に、一生懸命の偉大さを改めて強く感じた。

 人間あきらめてしまったら終わりだね。

 あきらめず、最後の最後まで、血の一滴まで戦う、

 そうした精神こそが、高校野球の、人生の原点だと思い返した貴重な決勝だった。

 では、このブログを訪れてくれたみなさまに、自分の高校(磐城高校)の先輩であり、元プロ野球で生きてこられた、福田先輩の手記を別記事に用意してあるので、ご紹介しよう。

 福田大先輩の手記
 → 磐城高校野球部の偉大なる先輩・福田昌久先輩に学ぶ

 高畠氏の生涯 「甲子園への遺言」もどうぞ
 → 伝説のコーチ高畠氏の生涯 「甲子園への遺言」 を読んで

 涙無しでは読めません。