山口良治先生の講演を聞く(信は力なり)

2020年2月3日

 生きていて山口良治先生にお話を直接伺えるとは夢のようで、大感動でした。

 本日は(社)笠間青年会議所の9月特別例会の設営で、あの「スクールウォーズ」で有名な山口先生の講演会が開かれ、心躍らせながら出かけてきました。

 自分は山口先生の大ファンであり、スクールウォーズに熱中したのは当然、プロジェクトXの「つっぱり生徒と泣き虫先生」をDVDに収め、何回も見ていますし、著書「信は力なり」も読ませていただいています。

山口良治先生「信は力なり」

 本日の講演も涙抜きには語れない素晴らしいものでした。

 講演の途中で山口先生が、往年を思い出し、ところ構わず泣きながら話す姿に、誰もが山口先生の背負ってきたドラマをリアルにイメージし、涙にむせいでしまったことだろうと思われます。

 スクールウォーズで有名なシーンがいくつかあります。

 監督になられて最初の対外試合に、生徒が誰も来ないで、一人遠征先まで行ったこと。

 その帰りに先輩たちに励まされ、「涙割りのビール」を飲んでいた話、花園高校に112対0で敗れ、生徒(フィフティーン)全員で泣きながら花園高校に勝つ誓いを立てた話、等々とても2時間では足りないような内容でした。

 話を聞きながら自分は感動と同時に大きな自省の念に襲われました。

 山口先生は、その節目節目の中で、大きく気付き、それを自分の中に矢を向けられています。

「他人のせいでは無く、自分が足りない」
そんな自省を自分自身に強く・深く向けられています。

 その姿こそが自分を成長させ、周囲までをも大きく影響させてきたものなのでしょう。

 自分とオーバーラップさせて深く反省しました。

 自分はいつも、「誰かのせい」、「自分は正しい」、そんな狭い視野で、自分自身の成長の芽を自ら摘み取っていたのです。

「なんと愚かな俺」 心からそんなふうに思いました。

 またいくつか心に突き刺さる言葉がありました。

  • 「本気で思わなければ実現しない」
  • 「組織で一番大切なことは、全員が心を一つにすること」
  • 「小さなことを見逃していないか」
  • 「相手の視線で物事をみているか」

 いずれも身につまされます。

 本物が放つ光は眩いばかりです。

 自分の足りなさ、愚かさ、努力不足、人間の小ささを大いに痛感できた貴重な講演でした。

 本当にありがとうございました山口先生!

 そして設営した(社)笠間青年会議所のみなさま、おつかれさまでした。