高校生の道徳授業で講師を務める

2022年2月21日

 2008年10月22日(水)、石岡一高の道徳の授業に招かれて校外の講師を務めた。
 11:30からの4時間目の授業においての出来事だった。

 お声掛けをいただいたのは、かしてつ応援団から縁のあった栗又先生だ。
 栗又先生には、昨年のJCの「ティーンズ・プロジェクト08」においても、多大にお世話になり、本当に頭があがらない。
 そんな縁もあって、お声掛けいただいた時には快諾した。

 現在の高校1年生は道徳の授業があるそうで、そこで社会人を呼んで、様々な話を聞かせたいということであった。


 一部、菅野が講師では生徒が可愛そうだ・・・

 という声も当然あった。

 以下当時の様子と感想を述べてみる。

 自分が声かけをいただいたのも、それは青年会議所(JC)時代の縁であり、一人で出かけるよりは、数人で出かけ、また青年会議所(JC)と石岡一高のつながりも継続してもらいたいと思い、JC後輩にも一部を請け負ってもらった。
 JCメンバーには、「石岡市の現状」と題し、中でも石岡市における防犯の実情と自分たちでできることを中心に話をしてもらった。

前半の青年会議所(JC)からの講義

 あたりまえだけど、高校生たちは眠そうだった。

 まぁ自分の高校生時代を思い出しても、仕方が無いと思うよね。
 なんかわけのわからない奴らが急に来て、話しをしてるんだから・・・
 自分が高校生でも、あんな感じだったかもと思いながら、高校生を見ていた。

 JCでは、まちづくり委員長の内山君を始めとして4人のメンバーが来てくれていた。
 その中の一人、副委員長が「石岡市の現状」について話を進めた。

 しかし今は、いろんな授業があり、先生も生徒も大変だな。
 自慢ではないが、自分たち野球部は本当に良く寝ていたよ。

いよいよ菅野の出陣

 そして、いよいよ自分の番になった。
 想定よりも10分近く速く回ってきた。

 自分のお題は、「高校生に期待すること」

 まず挨拶を述べるが、残念なことに挨拶の声が小さい。
 なんということだ・・・

 思わず「挨拶」のレクチャーをしてしまった。
 自分は企業において、講師をさせていただくことが多いのだが、ちょっと前に接客のレクチャーをしたので、挨拶について言及してしまった。

 挨拶は、やはり人と人とがつながる重要な潤滑油であり、挨拶ができている人は気分がいい。
 誰しもがそうだろう。
 本来であれば、声が出ていない生徒をつかまえて、軍隊のように何回も何回もできるまで仕込みたかったが、それは筋が違うのでやめた。

 しかし挨拶とは、
 明るく、
 いつでも、
 先に、
 続けて
 行うのだ!! と叫んだ。

 そしたら、感想文にそのことがちゃんと書いてあったので嬉しかった。

 まぁどこに行っても、話しをし過ぎるくらいしてしまう自分なのだが、その日も例によって時間が足りなくなってしまった。

 高校生の顔を見ていたら、なんか気の毒で、自分の高校から大学に至るまでの体験談で終始してしまった。
 当然高校というと、野球しかしていないわけで、そこで学んだことを身近に感じるように話したつもりだ。
 そして野球が終わって、目標を見失い魂が定まらなかったこと、猛然と受験勉強に励んだこと、
 なぜか大学でモダンバレエをしていたことなどなど、
 自分で言うのもなんだけど、結構普通では無い路を歩んだだけに面白いんじゃないかと思った。

 同級生たちは知っているけど、自分は4ヶ月で国立大学に受かったのだが、その秘訣も教えたりした。

 最後に、高校生諸君に向けて、

「とにかく自分探しを一生懸命しよう!」
「一事が万事で、万事が一事であること」
「人が動くのは感動と一生懸命さである」

 ことを伝え、全員の大いなる飛躍をお祈りし、話を閉めたわけである。

 まぁ、高校生に伝えながら、自分自身も初心に帰らなければいけないと感じた、
 貴重な時間だった。

 お世話になった先生方、ありがとうございました。
 また高校生諸君、ご静聴ありがとう!